6.5 MANEKINEKO NFTの寿命・HP・Durability

概要

MANEKINEKO NFTには、HP（体力）と寿命（Lifespan）が設定されており、これらがNFTの活動可能期間と報酬効率を左右します。 また、Durability（デュラビリティ）は、HP・寿命の両方に影響する重要なパラメータです。

🩺 HP（体力）

概要

HPは、チェックインなどの行動によって消耗する“短期的な体力”です。 HPが減少すると報酬効率が下がり、0%になるとチェックインができなくなります。

  • HP減少はすべてのMANEKINEKOで1回のチェックインで一律3%。

  • HP回復コストはNFTの**報酬獲得効率（Earn Rate／EPS）**に応じて変動します。

  • Durabilityが高いほどHP減少量が軽減されます（ただし、回復コストには影響しません）。

  • HPが100％未満の場合はマーケット出品不可となります。

HP残量と報酬効率

HP残量
報酬獲得率
状態

75%以上

100%

通常状態

50〜75%

90%

軽度の疲労

25〜50%

70%

効率が低下

10〜25%

40%

要修理警告

0〜10%

20%

瀕死状態

0%

行動不可

チェックイン不可

HP減少量の計算式

HP減少量 = 3% × (1 - HP減少軽減率) HP減少軽減率 = (Durability値 / 120) × 0.3

例：

  • Durability 60 → HP減少15%軽減（実質2.55%消耗）

  • Durability 120 → HP減少30%軽減（実質2.1%消耗）

HP回復と修理費用

HPはEconを使用して回復します。 回復コストは、NFTの状態やパラメータによって変動し、次の要素が影響します。

HP回復費用に影響する要素

  • NFTのレアリティ： 　高レアリティほど、報酬獲得効率に対しての修理コストが軽減されるように設計されています。 　これは「高性能なNFTほどエネルギー効率が良くなる」バランス構造です。

  • 報酬効率（EPS／EVT獲得性能）： 　NFTが多くのEVTを稼げるほど、修理コストも比例して増加します。

  • EVTの相場： 　EVT価格相場に応じて動的に調整されます。

⏳ 寿命（Lifespan）

概要

寿命はNFTの“長期的な活動期間”を表します。 EVTを獲得するたびに減少し、寿命が0%になるとNFTは活動不能になります。 EVTの獲得量に比例して寿命が減少します。 Durabilityが高いほど寿命の減少が軽減されます。

消耗・制限条件

寿命残量
制限内容

100%未満

マーケット出品・帰化不可

40%未満

ブリード不可

0%

チェックイン・BIND不可（トークン獲得不能）

寿命減少量の計算式

寿命減少量 = EVT獲得量 × 寿命効率（レアリティごとに設定） × (1 - Durability軽減率) Durability軽減率 = FLOOR(Durability値 / 10) × 1.2%（上限20%）

※ FLOOR（フロア）関数： 小数点以下を切り捨てる処理を意味します。 例：FLOOR(9.9) = 9、FLOOR(119 / 10) = 11。 このため、Durabilityは10単位ごとに1.2%ずつ軽減率が上昇します（上限20%）。

補足説明

  • 寿命効率係数とは、NFTのレアリティごとに設定された寿命消耗の基準値です。 　この係数によって、同じEVT獲得量でも寿命の減り方が変わります。 　例：Commonは1回のEVT獲得でより多く消耗し、Rareではより効率的に寿命を維持できます。

  • Durability軽減率は寿命消耗をさらに抑制する補正値です（最大20%まで軽減）。

例：

  • Durability 100 → 12%軽減

  • Durability 110 → 13.2%軽減

  • Durability 170以上 → 20%軽減上限

♻️ 寿命の回復（フュージョン）

寿命はフュージョンによって回復します。 使用するNFTやEVTに応じて回復量とコストが変動します。

回復方法

回復手段
回復量
概要

Common NFTを使用

33%回復

Common NFTをバーン（消滅）

Uncommon NFTを使用

100%回復

完全回復（Common×3相当）

EVTを使用

任意回復

EVTをUSD換算して回復可能（詳細条件あり） ※EVTでの回復機能はEVTのTGE後に実装されます。詳細は以下。

EVTによる回復コスト式

EVTを使用して寿命を回復することも可能です。 この機能はEVTのTGE（トークン上場）後に実装予定です。

使用条件

EVTでの回復が可能なのは、以下のいずれかの条件を満たす場合のみです。

  • Common NFTの場合 　寿命回復のために常時EVTを使用できます。

  • Uncommon以上のNFTの場合 　NFTを用いた寿命回復（フュージョン）実行時、回復後の結果が寿命90%以上かつ100%未満の状態のときのみ、不足分をEVTで補うことができます。 　それ以外の状態（90%未満または100%のとき）にはEVTを使用できません。

EVTコスト = 回復寿命% × 基準換算額 × EVT時価レート

基準換算額

寿命回復は、Common NFTを単位とした固定比率で定義されています。 市場価格には依存せず、以下の換算ルールで統一されています。

回復量
消費基準
基準換算額（USD想定）

33%回復

Common 1体分

$50

100%回復

Uncommon 1体分（＝Common 3体分相当）

ー

したがって、寿命回復に必要なEVT量は常に「Common基準」で算出され、NFT市場価格の変動に左右されません。

例

  • Common NFTの寿命を50%回復する場合（Common基準） 　EVTコスト = 50% × $50 × EVTレート

  • Uncommon NFTの寿命を40%回復する場合（Common基準） 　Common NFTを1体消費し、93%まで回復。 　残りの7%をEVTで回復可能。 　EVTコスト = 7% × $150 × EVTレート

補足

  • Common NFT 1体は33%回復分として扱われます。

  • Uncommon NFT 1体はCommon 3体分（＝100%回復）に相当します。

  • EVTによる回復は、Common NFT同等コストをEVTで支払う方式です。

  • EVT単体で寿命を回復できるのはCommon NFTのみです。

  • Uncommon以上では、NFTを用いたフュージョン時のみEVTが使用可能となり、寿命回復（フュージョン）実行時、回復後の結果が寿命90%以上かつ100%未満の状態のときのみ、不足分をEVTで補うことができます。

⚙️ Durability（デュラビリティ）

概要

Durabilityは耐久性を表し、HPの減少と寿命の減少を両方軽減します。 CharmやLuckとは異なり、直接的に報酬量を増やす効果はありませんが、 報酬獲得量に対しての消耗を抑えるため、結果的にNFTをより効率的に運用できます。

効果範囲と上限

対象
効果
上限

寿命減少量の軽減

EVT獲得時の寿命消耗を軽減

最大20%

HP減少量の軽減

チェックイン時のHP消耗を軽減

最大30%

HP回復コスト

影響なし

―

補足

  • Durabilityはレベルアップで得たポイントを振り分けて強化可能。

  • Durabilityが10上がるごとに寿命減少軽減率が1.2%上昇。

  • HP減少軽減は最大30%（Durability値120時）。

🧩 総まとめ

項目
内容

HP

チェックイン1回ごとに一律3%消耗。Durabilityで最大30%軽減。

HP修理

Econで回復。

寿命

EVT獲得量に比例して減少。Durabilityで最大20%軽減。

寿命回復

フュージョンまたはEVTで回復（Common=33%、Uncommon=100%、EVT直接回復あり）。

🎮 プレイ戦略のポイント

  • Durabilityを上げる → 消耗を抑えて維持費を節約。

  • Commonのフュージョンを活用 → 寿命を延ばす。

  • HPは毎回3%消耗する → 定期的な修理を忘れずに。

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